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■ 略歴

弊社創始者・故中村友吉は、1911(明治44)年7月日本の写真製版・印刷の創始者小川一真の一門である小林写真製版所に入門する。
1913〜14(大正2〜3)年にわたりコロタイプ印刷に和紙を使用して重要美術の複製を研究し、1915年には京都大学東洋史研究室の故内藤湖南博士指導のもと、当時亡命中の中国の文学者が提供した数千点の学術資料の完全複製を手掛ける。
1937(昭和12)年より5年にわたり京都大学人文科学研究所の「雲岡石窟」全18巻を完成し引き続き同建築学教室の調査した「虚庸関」、同東洋史学教室の「慶陵」、同人文科学研究所・貝塚茂樹先生の「甲骨文字大集成」などの図録を完成する。
1942(昭和17)年、戦時下の企業合同により日本写真印刷有限会社に移籍。
1953(昭和28)年、日本写真印刷よりコロタイプ部門を独立、有限会社真陽社を設立する。その後、全国各地の国宝・重要文化財建造物修理工事報告書・埋蔵文化財発掘調査報告書・重要美術本複製などを手掛ける。
1985(昭和60)年頃より、考古学(埋蔵文化財)関係専門図書の出版・販売業務も並行して行い、現在に至る。